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学資保険はいらない?おすすめしない3つの理由【税理士監修】

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悩めるサボテン

そろそろ子どもの学資保険に入った方が良いかな〜?

子どもの学資保険に入るべきか、悩まれている方結構いらっしゃるのではないでしょうか?

結論からいうと、私は学資保険に入ることはおすすめしません!!

そもそも学資保険が何かという点を、簡単にS生命の学資保険を例にとって説明してみます。

目次

学資保険とは

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保険の目的

中学~高校~大学など進学時の教育資金を準備するための保険で、基本的には毎年積み立てたものを、進学したときなどの一定時期に給付してもらうというものが多いです。

返戻率

返戻率が大きいものは非常に少なく、100.6%~105.0%が一般的です。

保険料の支払

通常の保険料と同様、毎月払い or 半年払い or 年払い が選択可能です。

基本的には、年払い>半年払い>毎月払いの順で返戻率が低くなります。

学資保険とは「保険料として支払った分を保険会社が増やして、学資として返すね」という性質のものです。

保険とついていますが、ほぼ定期預金です。

返戻率はというと、10年近く預けて、5%程度増えます。人によってとらえ方は違うかもしれませんが、

私の感覚では、「10年で、たったその程度」です。

0歳児の子どものために、毎月15,788円を10年間納めて、合計1,894,560円。

そして18歳から毎年40万円×5年間というものが例として挙げられていました。

このプランを用いて、複利何%と同等か、検証してみます。

一番いいプランで0.4516%でした。

簡単に言うと、0.4516%の定期預金に毎年189,456円を預けて、17年後に200万円をためるというようなことですね。

近い数字としては、現在の15年国債が挙げられます。

では、年利0.4516%を得るために、何を犠牲にしなければならないのか。

次の章で説明していきます。

学資保険のデメリット

この学資保険契約で犠牲にするものが、かなり大きいです。なので私は絶対におすすめしません

1. 解約する場合は損することも

途中で解約する場合は返戻率が100%を切ることもあります。

お金が急に必要になること、ありますよね。

でも保険料として払い込んでいる金額は、解約すると返戻率は100%を切ってしまうこともあります。

15年以上もほぼ眠ったままのお金は、かなりもったいないですし、リスクです。

2. インフレリスク・高金利リスク

今はかなり低金利の時代ですが、日銀が利上げをして、利率が1%に上がったとしましょう。

「目の前に1%の金融商品があるのに、学資保険に入ったせいで、200万円近いお金は年利0.4516%で運用しないといけない…解約すると、返戻率が低いから損をしてしまう。どうしたらいいのだろう…」

その時お得に思えた商品でも経済環境が変われば、がらりと違った顔を見せます。

逆に保険会社は、学資保険で預かったお金を、他に預けておけば寝ていても稼げます。

悩めるサボテン

一番得するのは保険会社なんですね…
「昔の保険に入っていてよかったぁ」
と今は思っている人が多いですが、

今入ると、
「え、なんでこんな保険に入ってるの!?」
という状況になる可能性もありますね。。。

3. 税金支払いのリスク

悩めるサボテン

そうは言っても、生命保険料として所得控除が使えるからお得だよね⁉︎

そう思われた方も多いと思いますが、実際いくら税額が控除されているかご存じでしょうか?

所得控除ができる上限は、ほとんどの人が12万円です。

そしてこれは「所得控除」です。税額控除ではありません。

これに税率を乗じたものが、税金から引かれるという事です。

年収600万円の人は、約10%(住民税合わせて20%)程度で、節税額はどんなに保険料を払っても2.4万円です。

3万円の保険料を払って、6,000円程度税金が少なくなる、その程度です。

一方、贈与税のリスクがあります。

契約者を祖父、受取人を子どもにした場合、受け取ったときに金額が大きい場合は贈与税が課されるリスクがあります。

詳細は割愛しますが、しっかりと検討しておかなければ余計な税金を支払う事になりかねません。

まとめ

今回は子どもの学資保険に入るべきか悩まれている方に向けて、税理士の視点から、おすすめしない3つの理由について説明していきました。

リスクを考えずに学資保険に加入してしまうと、後に損をしてしまうこともあるので慎重に検討する必要がありますね。

子どもの教育費をこれから準備するのであれば、学資保険以外の方法で資金を増やしていくことをおすすめします。

当ブログでは知らないと損する情報や税金の知識などを配信しています。

ぜひチェックしてみてください!

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